2019年以降の記事はこちらをご覧ください。
Blog » 作例紹介
2010-05-23
ランデザインがかかわっている仕事の一つに、兵庫医療大学の仕事があります。この兵庫医療大学の一連の仕事は、医療という難しい問題について考えさせられると同時に、医療教育現場での取り組みをどう分かりやすく伝えることができるか、常に悩みながら取り組んでいます。
私自身は制作にあたりコピーライターとして、授業風景や先生の考えなどを取材としてお伺いするのですが、そのたびに世の中に存在する医療問題の複雑さと奥深さ、それに真摯に向き合う先生方の熱心さ、そこに立ち向かおうとする学生さんたちに心を揺さぶられるのです。先生方にその専門分野の現状や問題点、患者さんとのエピソードなどのお話を聞く時間は、取材というよりは学びの時間のように感じることもあり、その後、大阪までの帰りの電車に揺られながら話の内容を思い出し、「医療」と「人の幸せな暮らし」の複雑な関係、そして生きることの尊さに想いを馳せ、涙することもありました。
兵庫医療大学は医療現場に近い大学ということもあり、現場でのさまざまな経験を持っている先生方が多いのです。それならば、先生方の貴重な体験や想い、学生とのやりとりの中で見えてくる医療教育の現場などを、医療教育に関係する人だけでなく、一般の方にも広く伝えたいと思い、読本『あなたに伝えたい、医療の話 ~教育の現場から~』(A5版12ページ ふりがな付)としてまとめました。
医療に携わる人たちが人と接するときに心に留めていること、先生方の気づきから日頃学生に伝えていることなど、医療教育現場の様子を垣間見ることができます。関心のある方は兵庫医療大学 広報情報グループ TEL 078-304-3034 mail: kouhou(a)huhs.ac.jp ((a)を@に替えてください) までお問い合わせください。