ランデザインスタッフの日記

2019年以降の記事はこちらをご覧ください。 

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2016-10-05

Rocioコラム6: 異体字3

これまでのお話をふまえて、今回はいろいろな文字組をご紹介します。スワッシュの使い方などデザインの参考にしていただければと思います。





























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by Nami | 2016-10-05 21:52 | column

2016-09-29

Rocioコラム5: 異体字2





前回、大文字のスワッシュは単語の頭で使い、大文字のスワッシュだけで文字を組まないことをお話しました。
小文字については通常の異体字(ごく短いスワッシュ付きと長いスワッシュ付きと言えばよいでしょうか)の他に、語頭スワッシュ、語尾スワッシュがあります。語頭スワッシュは行の始めに、語尾スワッシュは行の最後に使います。しかし、使い方にはポイントがあります。むやみに使うと格好悪くなるかもしれないので注意が必要です。

語頭スワッシュを文章中に使うのはNGです。

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by Nami | 2016-09-29 15:09 | column

2016-09-25

Rocioコラム4: 異体字1

Rocio Italicにはノーマルな異体字(オルタネイト)と装飾曲線を施した文字(スワッシュレター)の異体字を多数用意しています。
大文字のスワッシュレターは単語のはじめに使います。大文字のスワッシュレターだけで文字を組むことは基本NGです。というのもスワッシュ(装飾)は伸びやかな装飾です。ですので前が詰まっているような時にスワッシュを入れると、とても窮屈に感じるので適していません。




小文字のスワッシュレターには語頭専用のもの、語尾専用のもの(ターミナルレター)、通常のオルタネイト(語頭、語中、語尾で使える)のものがあります。また文字の他に、飾りに使うオーナメントも、3つ用意しています。


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by Nami | 2016-09-25 14:46 | column

2016-09-23

Rocioコラム3: 合字(リガチャ)

合字は複数の文字を1つの字形にした文字です。F合字の5つについては、合字を設定すると表示されます(F合字はデフォルトで設定されています)。F合字を使うことで文字のまとまりがよくなります。
任意の合字としてst合字・ct合字も用意しています。古典的な内容の場合やデザインのアクセントとして使用を検討してみてください。


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by Nami | 2016-09-23 21:01 | column

2016-09-22

Rocioコラム2: 数字スタイル・上付・分数

【数字スタイルの選択】

Rocioにはデフォルトのライニング数字の他に、等幅ライニング数字、オールドスタイル数字があります。等幅ライニング数字は、すべての数字の幅が同じなので表組みなどで数字の位置をそろえたい時などに使います。オールドスタイル数字は、文章中で使うと馴染みます。またデザインのアクセントとしても使ってみるのも効果的です。





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by Nami | 2016-09-22 09:35 | column

2016-09-17

Rocioコラム1: 欧文組版設定とカーニング

Rocioを使っていただくにあたって、欧文書体を使う時の基本の設定からRocioの異体字(オルタネート)の使いこなしまでを数回に分けてブログでご紹介します。

初回は組版の基本設定とカーニングの設定です。


【日本語組版・欧文組版の設定】

まずはアプリケーションに日本語組版か欧文組版かを認識させる必要があります。
それにより表示が変わってきます。

rocio_0001.jpg

上は日本語組版の場合(ヒラギノW3とRocioの組み合わせ例)。上下の真ん中に欧文もそろうようになります。

下は欧文書体に組み込まれているベースラインが適用されます。日本語組版の時と比べて下がっています。欧文だけで組版する場合は、この設定にします。

和欧文混合の組版の場合は、使う和文書体や欧文書体によって書体の大きさが変わってきますし、欧文のベースラインも変わるため、組み合わせる書体によって合成フォントを作ってバランスのよい設定にすることで、きれいな組版になります。合成フォントの場合、日本組版設定でも欧文は欧文として扱われます(ベースラインの位置も欧文の位置となる)。これ以上、この話を詰めていくとそれだけで話が終わらなくなりますので、ここでは合成フォントの設定方法については省きます。

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by Nami | 2016-09-17 20:01 | column

2016-09-16

欧文書体“Rocio”がモリサワよりリリースされました

欧文書体“Rocio”がモリサワよりリリースされました。

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by Nami | 2016-09-16 11:35 | 作例紹介

2016-09-09

レストラン Nagatake 様ロゴ

書のカリグラファーで、多くの商品ロゴや題字を手がけられている藤田幸絵さんから声をかけていただき、京都にあるフレンチレストランNagatake様のロゴに関わらせていただきました。
Nagatakeの筆文字は藤田さんによるもので、Restaurantの文字は書体にしたいという意向でした。




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by Nami | 2016-09-09 13:39 | 作例紹介

2016-09-06

パッケージアカデミー座談会

昨日、パッケージアカデミーの講師4人で座談会をしました。いろいろな話を通してパッケージアカデミーの主旨を伝えられたらという思いからでした。
お互いに活動しているフィールドが違うので知らないことも多く、よい座談会になりました。
応募の締め切りは間近です。こういう話を一度に聞ける機会はないと思いますし、講座といっても多くは制作実習に費やす予定です。興味のある方はぜひご検討ください。

by Nami | 2016-09-06 12:36 | column

2016-09-01

書体とスペーシング




パッケージアカデミーでの自分の役割の1つにタイポグラフィーがありますが、パッケージにおいてはタイトルまわりのスペーシングを軸にクオリティーを上げることはできないと考えています。
パッケージには必ず文字が入ります。説明の細かい文章もあれば、商品名もあります。特に商品名のデザインはその商品の佇まいを決める大きな要素です。そのため文字は“商品の顔を現す”と表現するデザイナーもいます。
パッケージデザインをする上でロゴやタイトルのデザインも手がけることはよくあります。箱の造形や見た目の装飾には力が入っているのに、文字には気を遣っていなかったら、、完成度は下がってみえてしまいますね。タイトル文字の表現方法としては、書体を使う、筆文字やレタリングなど手書き文字を使うなどがあります。たとえば書体を使う場合、どんな書体を使うかがポイントになりますが、ただそれだけでしょうか。ちょっと実験してみようと思います。

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by Nami | 2016-09-01 18:14 | column

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