ランデザインスタッフの日記

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2015-03-20

『樹』〜卒業する子へ母の歌える〜

コピーライターの岩村彩です。

先日、長男の小学校の卒業式がありました。
「最高の6年間だった」と長男。

世界は広く価値観もさまざま。
小さな教室に、街に、国に満足することなく、
大らかに、朗らかに、生きていってほしいと願う母です。

担任の先生が、学級通信で村野四郎さんの
こんな詩を送ってくださいました。

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『樹』 〜卒業する子へ母の歌える〜 村野四郎

おまえが入学したときは
まるで かよわい苗木のようだった
枝もなく そして葉もなかった
けれどもきょう おまえを見るときの
大きなおどろきに胸をうたれる
おまえの幹は しっかりとし
さしかわす知恵の枝々
風にそよぐ やわらかい感情の茂り

おお この美しい成長はだれがくれた
わたしは おまえといっしょに
このゆたかな恵みに
こころから感謝しよう

おまえは まだまだ大きくなる
やがて花をさかせるだろう
梢は空にひろがるだろう
そして 深々とした おまえの茂みは
数しれない小鳥たちの
ねぐらになるだろう

おお そのとき
大きな おまえの樹のかげに 
どんなに美しい夢を
わたしは結ぶだろう
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by Aya | 2015-03-20 | こどものつぶやきと、空と

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