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2012-05-10

書体制作 イタリック体

イタリアの書家 Ludovico degli Arrighi により1520年前後に書かれた手書き文字と印刷物の両方を参考にしながら書体を作成し、手書き文字と活字の接点と差異について考察しました。




書体は使うのと作るのでは大違いで、とにかく書体を完成させるためには相当の時間がかかります。しかし細かいところまで作り込むため、作っていく過程の中から多くの発見がありますし、1つ1つの文字ができてからも文章として並んだ時の違和感と調整についても多くのことを学ぶことができました。最終的にできたこの書体は Arrighi の文字と比べて縦横の幅の違いが大きいので、より手書きの雰囲気を持っています。

書体ができた後は、企画展に出すためポスターにしました。
仙貨紙という厚手の和紙にシルク印刷をした後、四隅を紅茶で着色して仕上げました。

by Nami | 2012-05-10 | 作例紹介

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