ランデザインスタッフの日記

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2009-09-21

あわただしい一週間

9月14日(月)
お世話になっている映像プロデューサー率いる日本チームとフィンランドの映像作家との共作「いつもの風景」の上映会へ。
日本の自然と生活、フィンランドの自然と生活を解説なしでつなげた映像作品。映像の美しさと人々の豊かな営みにうっとりする。

面積のほとんどが山と言っていい日本の生活は山と谷が中心。フィンランドは山はあまりないそうで、森と湖が心のよろどころなのだそうです。映像だけをつなげて見てみると、豊かさとは国が違ってもかわらないことに気付きました。上映開場となった中之島公会堂もまたすばらしい建物でした。

15日(火)
この夏に事務所をはじめられたG_graphicsの池田さんを訪問取材。
「hanauta」というたのしくてセンスのいいフリーペーパーの制作をとおしていろいろな人たちとのつながりを作っていってる。あたらしい自己発信のあり方を教えてもらいました。

16日(水)
菓子屋さんの経営者でありパッケージデザイナーでもある荒木 志華乃さんによる「菓業と家業と私」を聞きにメビックへ。経営とデザインの両方をするのは完全な事業ブランディングで、受注業と違いエネルギーを一点に集中できることは利点とも思えますが、反応がそのままダイレクトに表れることのプレッシャーは相当なものだと感じました。デザイン表現は大事なポイントですが、その前にはやはり事業モデルの精度の高さ(それはつまり事業への熱意と先を見抜く力、ものごとの魅力を見いだせる力をベースとする事業モデル)が必要であることを感じさせる内容でした。

17日(木)
昼間は仕事で神戸へ。大阪にもどり11月に行う「素材からデザインへ〜その変化と過程〜」展の参加者による会議。企画の検討時間の残りは少なくなり参加者の集中度は増す。約3時間にわたりアイデアやデザインの議論をしてまた少し前進する。

18日(金)
朝から「素材からデザインへ〜その変化と過程〜」展の出展作品の試作のため金属加工の吉持製作所さんへ。フォルムを検討し加工する。途中金型の調整のため旋盤屋さんへ走る。さすがにもの作りの街、大阪。そのあたりのワークフローはスムーズなのに感心する。
午後はインテックスで行われている「LIVING & DESIGN」展へ。
空間系の展示会だけのことはありブースの作りが魅力的で見応えがありました。

20日(日)
中之島で3日間行われたデザイン関連イベント「DESIGNEAST」へ。
デザイン誌のAXIS、Casa BRUTUS、デザインの現場、Penの編集部の方4名が揃い、雑誌とwebの違いや大阪の魅力の作り方、デザインの考えかたや発信方法、これからのデザインのあり方・・・などなどデザイナーではない方々によるデザイナーへの鋭い指摘満載のトークイベントでした。

・・・と、とにかくあわただしい1週間だったので、自分自身の整理もかねてまとめてみました。

by Nami | 2009-09-21 | コラム

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