ランデザインスタッフの日記

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2012-11-02

仕事と子どもと生きること

コピーライターのあやです。

11月。今月で娘が2歳になります。わが家には他にも9歳と6歳の息子たちがいます。
毎年子どもたちの誕生日が3回。その日を迎えるたびに、なぜか私自身が人生のステージを一つ昇ったような気持ちになります。それは子ども目線の日常から、少しずつ大人目線へと視界を広げられるようになった、それを許されるようになったという感覚。女のひと特有の感覚かもしれません。

女のひとにとって「子育て」と「仕事」はシーソーのように人生の両端におかれてどちらに重きを置くか、そんなふうに比べられがちです。たしかに子どもって、大事な約束がある日にかぎって熱を出したりします。忙しいときにかぎって学校行事があったりもします。会社勤めの女性は、昇進なんかを考えると子どもがいるというだけで不利になるのも分かる気がします。

けれど私自身に関していうと、子育ての大変さと同じくらい、子どもたちにずいぶん助けられたなぁと思っています。コピーライターとして、大人の視界からは見えなかったものを子どもの視線から見せてもらった、そんな感じがするのです。子どものふとした一言をコピーの中に入れ込んだり、子どもの遊びが企画のヒントになったり。特にランデザインが得意とする教育や医療の分野では、子どもの視点や母親の感覚は大切な要素です。

そう思うと、夕飯の献立を考えながらコピーを考えたり、洗濯物を干しながら取材のシュミレーションをしてみたりするママ、ときどきライター生活もいいものです。仕事も子どもも一緒になって成長する毎日。こんな毎日が私にとっての「生きること」かもしれません。

これからも子どもたちの言葉や気持ちに心を研ぎ澄ませながらいい文章を書いていきたい。そしてこんな感覚を、女性として娘に伝えていけたらいいなと、小さなピンクの靴下を眺めながら思う母です。

娘よ、お誕生日おめでとう。

by Aya | 2012-11-02 | column

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