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2017-10-29

ピップ株式会社 時計台デザイン

大阪・道頓堀にあるピップ株式会社様の看板リニューアルで、
LEDビジョン時計台の文字盤デザインをさせていただきました。















大阪・道頓堀は人が集う中心地の一つ。リニューアルにあたり、単なる看板ではなく街のランドマークとなる“時計台”に、というアイデアを考えられたのは、株式会社SPOON代表・メディアプランナーの谷田光晴氏です。時計台は人との関係性が生まれる存在。かつ、そこに映像で企業のメッセージも発信させるというメディアのあり方が彼の真骨頂です。

「ピップ株式会社様には、長年にわたり人々の健康とともに歩んでこられた企業としての歴史があり、これからもその使命があります。“この場所で、みなさまの健康な暮らしとともに、長い時を刻んでいきたい”という、企業メッセージを込めて、時計台として表現しました。」(谷田氏)

さて、デザインですが「文字盤のデザインは唯一無二の存在であるべき」という谷田氏の考えから、私にご依頼をいただきました。意匠だけでなく文字のレタリングも含めてデザインしてほしいというお話でした。

さまざまな切り口を考えた中から、「スタンダードでありつつ、現代の雰囲気にも合うような図柄と文字」をコンセプトに。
結果として「モダンなのにどこかクラシック」なデザインとなりました。
多様な人に受け入れられ、かつ景観にも馴染む時計台になったのではないかと思っています。

大阪・道頓堀は、国内の老若男女のみならず、海外からも多くの観光客が訪れる街です。平日で20万人、週末で35万人が訪れるそうです。時計盤には日付も表示されています。名物のグリコ看板と一緒に日付も入れると記念になるので、そういう使い方もして楽しんでほしいですね。

時計台は、時報に合わせて1時間毎にCGアニメーションが流れます。CGコンテンツは株式会社フレイム様、文字盤のプログラミングは株式会社クローカ様によるもの。またプロモーションや設備機器に関わる方々も含め、さまざまな人たちのスキルが生かされています。
その技術の結晶である時計台がオープニングセレモニーで無事に動いた時は、ちょっと感動しました…というより正直ホッとしましたね。

そんなピップ時計台、道頓堀に行かれた際はぜひ見てください。
(大きいですよ。高さ10メートルあります!)



「道頓堀に時計台、ピップがLED看板」Lマガジン記事





by Nami | 2017-10-29 | 作例紹介

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